2020年12月17日更新

注文住宅の特徴や長所を確認しよう

注文住宅の特徴や長所について説明する男性

マイホーム購入には大きく分けて二つの方法論があります。建売住宅を購入するのは、既に完成済みであったり、間取りや建築工法や素材などが標準化しているなど一定レベルの住宅性能を具備したマイホームを手に出来るメリットがあるのは確かです。
しかし建売住宅には、間取りの自由度が制限されていて、理想像に対しては妥協せざるを得ない側面があります。高い理想を実現するには注文住宅を選択したほうが、はるかに理想に近い家づくりを実践することができます。こだわりのマイホームを実現したいなら、注文住宅以外の選択肢は存在しないといっても過言ではありません。そこで改めて注文住宅の特徴や長所を確認しておきましょう。

注文住宅の特徴は施主の意向を反映した家づくりを実践できることです。もっともどの程度、間取りやデザインなどの自由度が大きいのかは、ハウスメーカーによっても異なります。自由度が高いとオーダーメイドにも対応し、建築家だけでなくコーディネーターや外装な内装のデザインの専門家などがチームを組み、契約から施行・引渡しに至るまで綿密に打ち合わせをするメーカーもあるほどです。もっともオーダーメイドの度合いが大きくなるほど、全体の費用が嵩むことになります。
相応の出費で理想のマイホームを実現するために、標準的なプランがあり必要に応じてオプションを追加するスタイルをとるハウスメーカーが主流のようです。
とはいっても、建売住宅などに比べれば自由度が高く、なかには北米やヨーロッパなどの輸入住宅を提供しているハウスメーカーもあるので、こだわりのある家づくりに幅広く対応しているのは長所と評価できます。

ただし注文住宅ならではの注意点があるのも事実です。具体的間取りなどは打ち合わせで確定することになるので、施行に着手するまでの時間が必要です。海外からの輸入住宅では、資材を輸入するために二ヶ月ほど待機期間がある場合もあります。土地探しから着手するとなると、さらに時間が必要で入居まで仮の住まいの用意をする可能性もありえます。
このように注文住宅は入居するまでの時間は、建売住宅に比較すると遅い、という点を考慮するべきです。
加えて費用面では理想を実現しようとすると、予算の枠内におさえるべくどこかで妥協をしなければならないこともあります。注文住宅を建築するときは、全てを実現しようとせず、優先順位をつけて設備やデザインなどの条件の落としどころを追及する視点がポイントです。