2020年11月27日更新

注文住宅は土地選びから!住みたい場所をまず決めよう

土地

注文住宅を建築することを思い立ったら、土地の確保が大前提になります。すでに自前で土地を所有していたり、家族の相続財産や贈与などを受けてマイホームの底地を確保していれば、問題ありません。しかしなかにはこれからどこにマイホームを建築するかの土地選びからスタートする方も少なくないはずです。
一から注文住宅のプランニングを進めていくなら、土地選びが出発点になります。
そこで問題になるのは、土地探しの経路選択です。一般的には土地を購入するには不動産会社を利用するのが一般的ですが、最近では不動産事業部門を独立部署にもつハウスメーカーなども登場しています。不動産会社やハウスメーカーなどを利用した土地選び、それぞれの選択肢の特徴やメリット・デメリットを御紹介します。

まず土地選びの出発点になるのは、どこにマイホームを構えたいのかエリアを決めることです。住居を構え日常生活の本拠を置く場所なので、予算はもちろん通勤や通学のために必要な時間、周辺の商業施設や医療機関、学校を初めとした教育機関など実際に生活を開始してみてライフスタイルに適合しているのか、しっかり見極めることが必要です。
そして土地選びのサポートを専門に取り扱うのが、不動産会社です。土地売買の売主買主の間を媒介し、契約を取り結ぶと成功報酬として、売買金額に応じて仲介手数料の報酬を支払うことになります。仲介手数料の相場は3%(税抜き)+6万円となっています。
例えば2000万円の土地金額の場合は、66万円(税別)ということになります。不動産会社は専門の登録機関を利用することが出来るので、似たような属性のエリアに関する土地の情報に接することが出来るので、希望に沿った土地を見つける可能性を期待できるメリットがあります。ただし土地金額に比例して、仲介手数料などの報酬が嵩むのでデメリットといえます。

土地探しをするほうひとつの方法は、不動産事業部門を抱えているハウスメーカーを利用するというものです。自社で土地を仕入れている場合もあり、仲介手数料を削減できるメリットがあります。しかし建築する戸建て住宅とのトータルコストで考えると、本当にリーズナブルな価格に収まるかは必ずしも明らかではありません。
いずれにせよ、土地選びは注文住宅の建築資金とのバランスを考慮して、予算を確定させる姿勢が求められます。好立地条件だけにこだわると、建築する肝心の注文住宅のグレードを下げなくてはならなくなるリスクが高まるからです。