2021年01月19日更新

あなたはマンション派?戸建て派?

マイホームを巡る論点のなかで、マンションを選択するか一戸建て住宅を購入するのと最終的にどちらが得なのか、という課題があります。マンション派では賃貸と分譲のスタイルが想定されます。一戸建て住宅では担保価値や住宅ローンとの兼ね合いで、底地も含めて所有者になるのが主流です。一戸建て住宅を建築するには地価の高さが問題になる都市部では、マンションが主流ですが、都市近郊や地方では一戸建て住宅が主流になることもあります。少子高齢化や首都圏への都市機能の集中などの事情を背景にあるため、一概にマンションと一戸建て住宅のどちらを選択するべきなのかは、結論をだすのが難しい課題です。そこであなたはマンション派なのか一軒家を購入するスタイルなのか、それぞれのグループの特徴を紹介し、これからのマイホームの選び方の参考にすることをおすすめします。

まず一戸建て住宅で家購入することのメリットは、住みやすさを指摘することが出来ます。マンションではそれぞれに規約があり、子供のいる家庭では両隣だけでなく階上階下への住人に騒音被害をもたらしていないかを注意しながらの生活となります。
もちろん一戸建て住宅でも隣人トラブルの可能性はありますが、マンションほどの制限からは解放されます。注文住宅を選択すれば、間取りやデザインなどの自由度も高いのもメリットです。ただし賃貸ではなく自己所有となるので、巨額の建築費用が必要で自己資金を用意して住宅ローンを設定せざるを得ないのはデメリットです。

これに対してマンションは、駅近や商業施設が充実するエリアなどに所在していることが多いので、利便性が高いのがメリットです。新しいマンションでは防犯カメラや二重ロック、共用設備などが充実していることもあり使い勝手がいいのもメリットといえます。
しかし集合住宅ならではの注意点を確認しておくべきです。まず数十から数百人の住人が隣り合って生活するので、僅かな動作や生活動作が隣人トラブルに発展する可能性が否定できないことです。戸建て住宅では問題にならない、ふるまいひとつにまで注意意を向ける生活です。またマンションの外壁や水回りなどの設備は大規模な修繕を定期的に受ける必要があります。将来に備えて住人同士が組合を組んで積立修繕費を毎月計上することが必須です。積立修繕費で定期的な補修工事を実施しないと、資産価値が目減りし住人の安全にも影響がでかねません。この点は戸建て住宅にはない問題点といえます。